タカハシソースの工場がある本庄市は、埼玉と群馬の県境を流れる利根川沿いの野菜の大産地です。
その恵まれた条件を生かし、さらに日本各地から適地適作のおいしくて安全な素材を集めて作ったソースが、カントリーハーヴェストです。
原料のすべては、提携した農家が特別に栽培した野菜果実。
有機堆肥を使用した特別栽培で、農薬をできるだけ使わずに育てられています。
これらの野菜や果実の新鮮さを壊さないよう、丹念に作った野菜果実母液に、世界各地から、厳選したさまざまなスパイスを加えてデリケートな香味と風味を加えました。
野菜果実の旨味を引き出すために、水の使用は極力避け、果実と野菜の繊維質と、少量の国産小麦澱粉だけでやわらかなとろみを出しています。
もちろん食品添加物は一切排除。日本の豊かな自然を感じさせるフルーティな香り高いソース、それがカントリーハーヴェストです。

今や多くの消費者から注目されているオーガニック（以後、有機とする）栽培の野菜、果実ですが、タカハシソースは既に昭和60年から有機素材、つまり有機栽培や特別栽培の野菜、果実によるソース作りを行っていました。

その当時、国内において有機栽培や有機食品などの基準はなく、栽培方法、生産基準の規定など、その基準が曖昧なのが現状でした。そこで当社では、既に有機認証制度の確立している（世界統一の有機基準を満たしている）世界の国々へ直接足を運び、世界中から最高の有機素材を探し出しました。それらの素材をふんだんに使用し、当社独自の製法で、この上なく豊かな味に仕上げた商品が『オーガニック カントリーハーヴェスト』シリーズです。

しかし、せっかく有機素材100％の商品を作っても、まだその当時日本には有機食品を定める制度はありませんでした。そこで、日本の有機の法律が確立されるまで、アメリカ（世界で最も厳しいと言われている）の有機認定機関の『QAI』から、日本で初めて有機認定工場として認定を受けました。その後、平成11年度のJAS法の改正にあわせて、有機JAS認定工場として認定を受け、現在に至っております。

まずは、自分たちがいちばんおいしいと思うものを作りたい…。
そんな思いから、私たちは日本全国はもとより世界各地に足を運び、その目と口で厳選したこだわりの素材を集め続けてきました。
有機トマト、りんご、カリフォルニアやニュージーランドの広大な大地から、有機砂糖は中南米から、沖縄多良間島や奄美喜界島への砂糖探し・・・。
さらには、25年以上という長きに渡っておつきあいを重ねてきた契約蔦農家さんによる特別栽培のトマト、リンゴ、玉葱などなど… 。
すべての素材が、「おいしいものをつくりたい!Jという願いのもとに結実して完成した夢の結晶が、私たちのソースなのです。安心・安全な素材と人へのやさしさを一つにして大地の恵みを皆さまにおとどけいたします。

原材料の受入れから製品づくりまで、一貫した原材料トレーサビリティーにより、豊富な原材料を管理しております。
野菜・果実を煮詰めた保存食品として発展してきたソース、その工程の隅々にまで、タカハシソースの「人への優しさと、製品へのこだわり」が生きています。

タカハシソースでは、糖度、酸度、塩分、粘度、ph、食味、香昧、細菌検査など、細かく行います。
充填・密封後、包材に応じた量目検査・耐用試験を行います。
製品の顔であるラベルを張って、製品の完成です。製品ごとに適切な在庫管理と出荷業務を行います。
原材料から出荷と最初から最後まで責任をもって皆様のもとへお届けします。

製品づくりの根底には、創業時から変わらぬ「お客さま本意の心」が生き続けています。
お客さまや市場が求める理想やイメージを、味、香り、色、風味をもった現実の液体に具現化し、さらに有機食品、無添加食品など、ワンランク上の商品開発にも結びつけています。
ドレッシングやケチャップなど新分野の開発にも取り組んでいます。
また調合レシピに関する膨大なデータの蓄積と豊富な製造ノウハウで、お客様が求めるプロの味の実現をサポートします。